お知らせ
掲載日:2020.03.23
経済学部では、2019年度より北海学園大学経済学会「江川賞」を創設いたしました。4年次に優秀な論文を執筆した学生を顕彰することを目的としたものです。全ての4年生が、より熱心に論文執筆に取り組むようになる効果も期待しています。この賞の原資には、経済学部第4期(昭和32年3月)の卒業生である江川久洋氏による寄付金を利用させていただきました。寄付金については、北海学園大学新着情報「個人寄付のお礼とご報告」(2018年5月7日付け)をご参照ください。
第1回となる今回の江川賞では、3月7日(土)の経済学部教授会(経済学会)審議等を経て、以下の2本を優秀論文として表彰することになりました。
- 今野 友輝*:北海道の市町村における移住・定住対策の実施状況とその地理的傾向
―ホームページ検索による悉皆調査を用いた分析― - 荒 慎太郎:地域別最低賃金の目安額と引上げ額の決定要因に関する分析
*は最優秀論文
これを受けて、3月12日(木)、D30番教室にて、表彰式を実施しました。古林経済学部長(経済学会長)から、表彰状と副賞が受賞者に手渡され、受賞コメントや指導教員を含めた記念撮影が続きました。以下に受賞者の喜びの声を掲載します。
荒 慎太郎(経済学科4年生)
第1回の栄誉ある賞を頂き嬉しく思います。ゼミの専門はマクロ経済学なのですが、学部レベルで理論系の論文を書くのが難しかったので、先生からのアドバイスもあり、今回は実証分析の論文を執筆しました。これにあたり、統計やGISなど、勉強することが多くあり、色々な苦労がありましたが、受賞することが出来て、1年間頑張って良かったと思いました。最後に、指導に当たってくださった田中先生にはこの場を借りて御礼申し上げます。
今野 友輝(地域経済学科4年生)
このような賞を頂き光栄です。この論文を執筆した経緯ですが、所属する濱田ゼミでは、農山村の移住・定住政策を研究していました。その過程で、北海道内市町村の移住・定住政策をまとめた先行研究がないことがわかり、自分で作ってみようと考えました。 結果として、ゼミの後輩からは「参考にもなった」と言われる論文ができ、少しは役に立つことができたのかなと思います。とはいえ、課題も見つかりましたので、今後は、進学する大学院でこの研究を更に進めたいです。この研究を完成させるにあたって、濱田先生や多くの方にお世話になりました。お礼を申し上げます。
受賞者2名と古林学部長、指導教員(濱田教授・田中准教授)