一年次の学び ~ある基礎ゼミの一年間から~

本学部では、一年次に基礎ゼミという少人数制のゼミに所属します。
ここでは、ある基礎ゼミの一年間を簡単にご紹介します。

4月 大学・ゼミでの学びにまずは慣れ親しもう。
5月 大学での学びの作法・技術を徐々に身につけていこう。
6月 1部ではソフトボール大会が開催。2部でも学生主体で企画を開催しよう。
7月 定期試験前で落ち着かないけれども、試験対策も基礎ゼミで。
8月 はじめての長期休暇。課題も出されるけれども充実した時間を過ごそう。
9月 自分の研究テーマや専門ゼミへの移行を考え始める時期。
10月 プレゼン大会での発表に向けた準備(レジュメの作成、レポートの執筆、プレゼンテーションのリハーサル、批評)を繰り返す。
11月
12月 専門ゼミの面接試験。1年間の研究成果が問われる。
1月 いざプレゼン大会。そして基礎ゼミの仲間との別れ。

基礎ゼミも他の講義と同様に、年間で30回開催されます。様々なテキストを読んだり、本学部で作成した一年次向けハンドブックを使いながら大学での学びの技術などを習得していきます。

基礎ゼミの運営は、毎時間、統一的に行われているわけではありません。教員個々の創意工夫、裁量を活かすことが可能な設計になっています。なので、上はあくまでも一つの例です。外部から講師を招いたり、外に調査に出かけたり(フィールドワークの実践)することで、みなさんの、社会への関心を高める機会を設けたりしているゼミもあります。

また、一つのゼミだけではなく、合同でゼミを開催する機会も少なくありません。

例えば下の写真は、他の基礎ゼミ生と一緒に少人数グループを作り、各々のアルバイト経験について聴き取りをしている様子です。ブラックバイト対策などを取り上げたワークルールの本を参照しつつ、聞き取り調査の経験をする場を設けています。他にも、合同のプレゼン大会を行うなど、複数の基礎ゼミ生と交流する機会も作っています。

こうした学びや交流を積み重ねたうえで、二年次から専門ゼミに進み、学科やコースに基づいた、より専門性の高い学習へと進んでいきます。