入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

経済学研究科は、経済政策専攻の修士課程および博士(後期)課程を設け、経済の理論・歴史・政策全般について精深な学識と研究能力を養い、学術の発展と社会の各分野における問題解決に積極的に貢献しうる能力を有する人材を養成することを目的としています。

修士課程においては、以上の目的に照らして、学部卒業レベルの知識・学力を有する以下のような人を求めています。

  • 現代における政策的諸課題に関する本質的論点をみきわめ、経済に関する専門的知識にもとづいて、みずから課題の解決に貢献しようとする人。
  • 経済に関する専門的知識にもとづいて地域社会の諸問題を分析し、みずから地域の発展のための実践的担い手となろうとする人。
  • 経済の理論・歴史・政策という伝統的研究分野を学び、経済に関する専門的知識にもとづいて社会に関する理解を深めたいと考える人。

博士(後期)課程においては、以上の目的に照らして、修士課程修了レベルの知識・学力を有する以下のような人を求めています。

  • 経済に関するより高度な専門的知識にもとづいて、現代における政策的諸課題や地域社会の諸問題等に関する独創的・先進的な研究を遂行し、自立した研究者として学術研究の発展に貢献し、あるいはまた、高度専門職業人として社会の発展に貢献しようとする人。

教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)

修士課程においては、経済政策、農業政策、中小企業政策、開発政策、環境政策、社会政策など、各種政策論に関する特殊講義を配するとともに、理論・思想・歴史および地域・国際関連の特殊講義を設け、経済に関する専門的知識のみならず、人間と社会に関する幅広い見識に裏打ちされた研究を促しています。また、それらの知識を基礎とし、入学から修了までの指導教員による一貫した論文指導を通じて、質の高い修士論文に結実するよう課程を編成しています。

博士(後期)課程においては、修士課程において修得した能力をさらに高め、創造性豊かな研究者を養成するために、経済政策史、経済規制政策、開発政策、環境政策、社会政策など、各種政策論に関する特殊研究を配するとともに、理論・思想・歴史および地域・国際関連の特殊研究を設け、経済に関するより高度な専門的知識のみならず、人間と社会に関する幅広い見識に裏打ちされた研究を促しています。また、それらの知識を基礎とし、入学から修了までの指導教員による一貫した論文指導を通じて、質の高い博士論文に結実するよう課程を編成しています。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

修士課程においては、所定の修業年限および修得単位を満たし、修士論文審査に合格した者に対し、経済に関する専門的知識にもとづく研究能力と問題解決能力を有する者として、広く社会の各分野で活躍しうる人材と認め、修士(経済学)の学位を授与します。

博士(後期)課程においては、所定の修業年限および修得単位を満たし、博士論文審査に合格した者に対し、経済に関するより高度な専門的知識ならびに人間と社会に関する幅広い見識を有する自立した研究者あるいは高度専門職業人として、学術研究の発展と社会の各分野における問題解決に貢献しうる人材と認め、博士(経済学)の学位を授与します。