お知らせ

掲載日:2024.01.18

 本学経済学部卒業生、河﨑秋子さんが最新作『ともぐい』で第170回直木賞を受賞しました。直木賞の候補に選ばれたのは第167回に続き2度目(『絞め殺しの樹』2022年)。
 河﨑さんは、これまでも北海道を舞台にした作品で高い評価を得てきました。丹念な資料収集に基づいて北海道の自然・歴史に独特な角度で切り込んできた河﨑さんですが、受賞作『ともぐい』にみられる熊をはじめ野生動物と猟師の対峙はまさに河﨑さんの真骨頂!

1998年北海学園大学経済学部経済学科入学(2002年卒業)
※大学卒業後、ニュージーランドで緬羊飼育技術を1年間学んだ後、実家で酪農に従業しつつ緬羊を飼育・出荷。チーズも製造。
【受賞歴】
2012年「東陬(とうすう)遺事」で第46回北海道新聞文学賞(創作・評論部門)受賞
2014年『颶風(ぐふう)の王』で三浦綾子文学賞受賞
2016年同作品でJRA馬事文化賞受賞
2019年『肉弾』で第21回大藪春彦賞受賞
2020年『土に贖(あがな)う』で第39回新田次郎文学賞受賞
2022年『絞め殺しの樹』で第167回直木賞候補
2023年『ともぐい』で第167回直木賞受賞
そのほかの近刊書:『鳩護』(2020年10月徳間書店)、『鯨の岬』(2022年6月集英社文庫)、『介護者D』(2022年9月朝日新聞出版)、『清浄島』(2022年10月双葉社)など。

【関連リンク】
日本文学振興会 https://bungakushinko.or.jp/award/naoki/

info_20240118_01_01.jpg河﨑秋子『ともぐい』(新潮社刊)