お知らせ

掲載日:2022.11.01

経済学部は、系列校の北海高等学校の「総合的な探究の時間」(以下、「探究の時間」)で講義を提供するコラボレーションを始めました。
高等学校の「総合的な学習の時間」は、学習指導要領の改訂により、2022年度から新たに「探究の時間」に変わりました。教科や科目の枠組みを超えた課題に取り組みながら、自ら探究するテーマを設定することに重点を置いていることが特徴です。
2022年度の北海高校1年生の共通テーマは、現代社会の重要な課題である「多様性」です。
大学教員が担当する講義では、高校生が「探究するテーマ」に関する情報を収集し、整理・分析するための考え方や手法を解説しています。講義の後には、グループワークを実施して探究の協働作業に取り組んでもらいます。
高校生には、1年間の授業を通じて、学ぶ楽しさと難しさを感じてもらい、大学での学びにつなげていきたいと考えています。

10月14日には、歌代崇史教授(日本語教育)が「まとめ方・プレゼンテーション」と題して、授業を行いました。1時間目は研究のプロセスにおける「口頭発表」(プレゼンテーション)の位置付けに関して簡単に説明し、なぜ「口頭発表」をする必要があるのか、その意義について解説がありました。続いて研究発表で欠かせない要素として「テーマ」「目的」「方法」「論拠」「結論」について説明がありました。

2時間目は発表のためのアウトライン作成をグループに分れて実施しました。改めて自分たちのテーマや目的に関して話し合い、本時までに収集した資料がどのように利用できるのかをグループで検討しました。歌代先生は机間巡視し、アウトラインの不明確な箇所に関して質問したり、アドバイスをしていました。次週はアウトラインに基づき、紙を使ってスライドの一部を手書きするという予定が示されました。

なお、今回は、1つの教室で教員が講義を行い、その様子をリアルタイムで他の教室に配信するオンライン併用の授業形式をとりました。