取得学位 | 修士(経済学)(一橋大学) |
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担当科目 | 経済政策 |
専門分野 | 経済政策論、環境政策論 |
研究テーマ | 国際的な資源循環と静脈産業の立地に関する研究 |
教育・研究への 取り組み |
資源循環の観点から経済をみたとき、モノやサービスを作るプロセスを「動脈」、それを処理・リサイクルするプロセスを「静脈」と捉えることができます。そしてそれを担う産業を「静脈産業」とよんでいます。私はこの静脈産業に関する研究(政策研究や立地問題研究など)を行っています。 皆さんには、この静脈産業は少々縁遠いイメージを持たれるかもしれません。しかし、静脈産業が適切に稼働してなければ、社会が様々な公害・環境問題に直面することはこれまでの歴史から明らかです。市場には、モノを作る静脈サイドが、資源循環としてはつながっているにも関わらず、静脈で発生する様々な「コスト」を反映する仕組みが備わっていないのです。環境は経済全体の基盤、とも捉えられますから、動脈と静脈の適切な関係を形成するための政策を考察することは大変重要で、「経済政策」ではこの点も重視して話を進めています。 |
おすすめの作品 | ①稲村光郎(2015)『ごみと日本人—―衛生・勤倹・リサイクルからみる近代史』ミネルヴァ書房 |