取得学位 | 博士(農学)(北海道大学) |
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担当科目 | 開発政策論 |
専門分野 | 地域経済学、林業経済学、協同組合学 |
研究テーマ | 人間発達を軸とした「環境」と「福祉」のポリシーミックス |
教育・研究への 取り組み |
毎年のように自然災害が起こる中で、誰もが住み続けることができる国土をどうかたちづくっていくべきか――。私が担当する「開発政策論」の目下のメインテーマです。難しいのは、人口の減少と都市圏への集中、少子高齢化が進む中で、この問いに答えなければならないという点です。 「開発政策論」の実践編ともいうべき「専門ゼミナール」(2年生、3年生)での学習は、農山漁村や旧産炭地など地域存続の危機に立つ現場に足を踏み入れ、現実の生きた経済を学ぶ「地域研修」を軸に進めています。ゼミ生は、専門書を読み込み問題意識を鍛えあげたうえで、研修先の自然、文化、経済に関するデータの収集と分析に取り組み現地に向かいます。 さまざまな事情を抱える地域の暮らしに心を寄せ、学生ならではの見方で真実に迫る経験は選んだ道を歩み続ける糧にきっとなります。「開発政策論」や「専門ゼミナール」、「地域研修」が、「これがやりたい」という明確なものをみつけるきっかけになってほしいと願っています。 |
おすすめの作品 | ①内橋克人(1995)『共生の大地――新しい経済がはじまる』岩波書店 |