2006年度地域研修報告書
地域研修報告会
1.浅妻 裕 ゼミ
「持続可能な都市と公共交通」
2.池田 均 ゼミ
「地域の社会・経済」
3.太田原 高昭 ゼミ
「北海道発の元気な企業を訪ねて」
4.奥田 仁 ゼミ
「地域産業の実態調査」
5.川村 雅則 ゼミ
「夕張地域住民との交流と、学生の成長」
6.北倉 公彦 ゼミ
「グリーンツーリズム・part3」
7.小田 清 ゼミ
「オーストラリア人観光客急増によるニセコ・ペンション街への影響調査」
8.高原 一隆 ゼミ
「地域経済の内発的発展と地域内経済循環」
9.竹田 正直 ゼミ
「合併後の新しい石狩市の社会経済と環境問題」
10.西村 宣彦 ゼミ
「サケ定置網漁の体験及びサケ加工場の見学」
11.古林 英一 ゼミ1
「さけ定置漁業の実習体験」
12.古林 英一 ゼミ2
「競走馬生産・流通施設の見学」
13.水野 邦彦 ゼミ
「韓国社会を知る実地研修」
14.水野谷 武志 ゼミ
「市町村合併」
15.山田 誠治 ゼミ1
「地域メディアとは何か」
16.山田 誠治 ゼミ2
「コンパクトシティの魅力を探る」
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2005
北海学園 経済学部
16.山田 誠治 ゼミ2
コンパクトシティの魅力を探る
 研修地:金沢市
 参加学生:13名
 研修期間:06年10月25日~27日
 地域経済学科教授:山田 誠治

金沢は、その伝統を基礎にしながら、世界都市として歴史と新しさを求める街づくりを展開しています。北海道では体験できないこの異質な街を訪れ、実感することは、道内出身者である3年ゼミ生にとって貴重な経験です。中心街の賑わいと歴史を残した街並みの魅力に触れ、またそれを維持する街の努力について説明を聞き、コンパクトシティを散策することで、街の魅力とは何か、について感じとることができたのではないでしょうか。


コンパクトシティの魅力を実感
地域経済学科3年生(藤女子高校出身)

金沢という街は、武家屋敷や東茶屋街の景観など、古い建物や街並みがきれいに残されていることを実感しました。また、屋敷跡や神社などが人々の生活圏の至る所にあり、歴史の深い街であると同時に、歴史が現在に溶け込んでいる街であることが印象的でした。
そして街全体は、観光地と居住地が完全に別空間であるような大都市ではなく、むしろ観光地と居住地が一体化しています。数ある観光地のほとんどを歩いて巡ることができ、街全体が凝縮されている「コンパクトシティ」というものを経験できたと思います。
また、金沢の代表的な観光地のひとつで私が面白いと思ったのは、「21世紀美術館」です。この美術館には今まで「芸術」と呼ばれてきたような美しい絵画や彫刻は置いておらず、近代的で斬新な作品を作る「近代芸術家」の作品が多く展示されており、今まで見たことのないようなつくりです。金沢市観光交流課の方のお話にもありましたが、“新しいものをアピールするよりは古いものを売りにしていこう”という考えを持ち、歴史的なものを多く残す一方で、「21世紀美術館」という近代芸術家の作品を展示している施設があり、それを金沢の名所にしようと取り組んでいます。そのギャップがまた金沢への観光客を増やす要因になり、「古き良き街」というだけではなく、新しいことにもチャレンジしている意欲的な街だ、という印象を受けました。


歴史的な街並みと生活の調和
地域経済学科3年生(富良野高校出身)

私たち山田ゼミが訪れた金沢市は、日本の伝統的な景観がそのままの形で残されている街です。時代劇の撮影でも使えるような武家屋敷は本当にすばらしく、しかも現在でもそこで人が普通に生活しているのには驚きました。ただ、その街中の一部にはマンションが建ち、歩道もない狭い道路に自動車が進入してくるなど、生活の場と景観を両立する難しさも実感しました。道路事情は、北海道の方が整っているかな、と思いました。
この武家屋敷のすぐ隣には中心街の香林坊があり、商店街にはいろんな店が揃っていて、事前に想像していたよりも小さく、そして街の活気がありました。ただ、金沢でもイオンの出店が郊外で予定されており、この街への影響を考えると、ゼミで学習してきた郊外化の弊害が予想され、心配です。
市の東部にある「東茶屋街」は、京都のような旧い街並みでしたが、金沢は武士の街、京都は貴族の街、という事も市の観光交流課で伺い、なるほどと思いました。
広くて細やかな兼六園が紅葉で一杯になるには少し早かったのですが、いろんな面で日本の歴史・伝統・文化を継承し、地域の特徴を生かしていると言う点で金沢は素敵な街だと思います。北海道では見ることができないそんな街を直接見て触れることにより、文献やネットでは得られないものを体験できました。そして、ゼミ生とこれまでにない交流ができたのも、大切な収穫となりました。
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