2006年度地域研修報告書
地域研修報告会
1.浅妻 裕 ゼミ
「持続可能な都市と公共交通」
2.池田 均 ゼミ
「地域の社会・経済」
3.太田原 高昭 ゼミ
「北海道発の元気な企業を訪ねて」
4.奥田 仁 ゼミ
「地域産業の実態調査」
5.川村 雅則 ゼミ
「夕張地域住民との交流と、学生の成長」
6.北倉 公彦 ゼミ
「グリーンツーリズム・part3」
7.小田 清 ゼミ
「オーストラリア人観光客急増によるニセコ・ペンション街への影響調査」
8.高原 一隆 ゼミ
「地域経済の内発的発展と地域内経済循環」
9.竹田 正直 ゼミ
「合併後の新しい石狩市の社会経済と環境問題」
10.西村 宣彦 ゼミ
「サケ定置網漁の体験及びサケ加工場の見学」
11.古林 英一 ゼミ1
「さけ定置漁業の実習体験」
12.古林 英一 ゼミ2
「競走馬生産・流通施設の見学」
13.水野 邦彦 ゼミ
「韓国社会を知る実地研修」
14.水野谷 武志 ゼミ
「市町村合併」
15.山田 誠治 ゼミ1
「地域メディアとは何か」
16.山田 誠治 ゼミ2
「コンパクトシティの魅力を探る」
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2005
北海学園 経済学部
13.水野 邦彦 ゼミ
韓国社会を知る実地研修
 研修地:韓国 ソウル市・水原市
 参加学生:12名
 研修期間:06年8月30日~9月4日
 地域経済学科教授:水野 邦彦

わがゼミの地域研修I・IIは、8月30日から9月4日まで韓国ソウル市および水原市にておこなわれた。今年度は学生がいくらか自由に行動できるように計画を立てた。韓国研修が二度めの学生はあるていど韓国の雰囲気に慣れて余裕をもって行動できたようであるし、はじめて韓国研修に参加した学生は見るものすべてが新鮮なようであった。今回もしばしば韓国の若者につきあってもらい、わがゼミの学生たちはこの人々と交流を深めたようである。


やさしかった元「慰安婦」のおばあさん
地域経済学科2年生(札幌啓成高校出身)

研修でいちばん勉強になったのはナヌムの家に行ったことです。ナヌムの家はソウルから2~3時間の、周りになにもない静かな場所にありました。到着したとき、ここで元日本軍「慰安婦」が生活しているのかと思うと妙な恐怖心が起こり、なにも見ずに帰ってしまいたいとさえ思いました。まず敷地内にある歴史館を見学したのですが、そこに展示されていた当時の写真では「慰安婦」たちがみな無表情だったり悲しそうな顔をして写っているのに、唯一笑っている順番待ちの日本軍兵士の姿がとても腹立たしく思えました。慰安所を再現した部屋も衝撃的で、入り口には名札がかかっていてその横に料金表が貼ってありました。中に入るのが嫌でしたが、おそるおそる入ってみると、薄暗く、長椅子に布がかかっただけの堅い木のベッドと洗面器がただ置いてあり、まさに地獄の空間で、言葉ではあらわせない恐怖がありました。
このあと思いがけず当事者のハルモニ(おばあさん)にお会いできることになり、どんなふうに会えばいいのかと不安でしたが、お会いした3人のハルモニは笑顔でソファの隣にすわらせてくれました。日本人に対する怒りや憎しみがあるはずなのに、それを出さずやさしく迎えてくれ、帰りにはいっしょに写真をとり握手をしてくれて、本当にうれしかったです。このことは一生忘れられません。



短く感じられた韓国滞在
地域経済学科3年生(北海高校出身)

昨年につづいての韓国研修だったため、いくぶん気持ちに余裕をもって、また韓国語の理解度もいくぶん高めて、韓国に滞在することができました。昨年知り合った韓国人の仲間が今年も親切にしてくれたこともうれしかったです。見学地としてはまず、昨年は中途半端にしかみられなかった景福宮をゆっくり散策しながら見学しました。敷地内には国立民俗博物館もあり、韓民族生活史、生業・工芸・衣食住、韓国人の一生という3つの展示エリアを、同行の韓国人の実生活にもとづく説明も聞きつつ、みてまわりました。つぎに訪れた西大門刑務所歴史館は、かつて独立運動に加担した韓国人を逮捕し監禁する監獄でした。一度ここに入れられると生きて出てくることはできないといわれるほど残酷な拷問と処刑がくりかえされた場所です。日本植民地時代に韓国人の独立運動があり、それが弾圧されたことは知っていたつもりでしたが、いざ拷問の様子や脱獄防止の塀・望楼を目の当たりにすると、心が痛み悲しい気持ちになりました。また、ソウル中心部にあるタプコル公園は、三一運動の発祥の地で、公園内には独立宣言書が朗読された八角亭や宣言文が刻印された記念碑があり、さらに当時の各地での独立運動の様子を刻んだ12枚のレリーフが建てられ、独特の存在感を醸し出していました。
滞在中は、知り合いの韓国人たちと日々交流し、いっそう親しくなるとともに、おいしい韓国料理を堪能し、とても短く感じられた5泊6日でした。
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