2006年度地域研修報告書
地域研修報告会
1.浅妻 裕 ゼミ
「持続可能な都市と公共交通」
2.池田 均 ゼミ
「地域の社会・経済」
3.太田原 高昭 ゼミ
「北海道発の元気な企業を訪ねて」
4.奥田 仁 ゼミ
「地域産業の実態調査」
5.川村 雅則 ゼミ
「夕張地域住民との交流と、学生の成長」
6.北倉 公彦 ゼミ
「グリーンツーリズム・part3」
7.小田 清 ゼミ
「オーストラリア人観光客急増によるニセコ・ペンション街への影響調査」
8.高原 一隆 ゼミ
「地域経済の内発的発展と地域内経済循環」
9.竹田 正直 ゼミ
「合併後の新しい石狩市の社会経済と環境問題」
10.西村 宣彦 ゼミ
「サケ定置網漁の体験及びサケ加工場の見学」
11.古林 英一 ゼミ1
「さけ定置漁業の実習体験」
12.古林 英一 ゼミ2
「競走馬生産・流通施設の見学」
13.水野 邦彦 ゼミ
「韓国社会を知る実地研修」
14.水野谷 武志 ゼミ
「市町村合併」
15.山田 誠治 ゼミ1
「地域メディアとは何か」
16.山田 誠治 ゼミ2
「コンパクトシティの魅力を探る」
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2005
北海学園 経済学部
4.奥田 仁 ゼミ
地域産業の実態調査
 研修地:余市町
 参加学生:18名
 研修期間:06年9月13日~14日
 地域経済学科教授:奥田 仁

今年も昨年に引き続き、余市町で地域研修を行った。5月に行った日帰りでのプレ調査に引き続き、地域調査初体験の2年生総勢18人が、6人ずつ、農業、水産加工業、商業の3班に分かれ、それぞれ調査票を持って聞き取り調査を行った。特に商業班は3人づつ二組に分かれ学生だけで商店を一軒ずつ訪問し、かなり濃密な話をお伺いすることができたと思われる。これらを、一定の問題意識に基づいてとりまとめるという、地域調査の初歩的経験をすることができたといえよう。


地域研修~余市~
地域経済学科2年生(札幌白石高校出身)

9月の13、14日、僕ら奥田ゼミは北海道北西部、積丹半島の基部に位置し、海岸部に拓かれた町、余市町へ行ってきました。そしてこの二日間にわたり余市町の農業や町並みを目でみて、肌で感じてきました。余市町の農業の特徴としては、イエスクリーンに認定されている農家が多いということです。このイエスクリーンというのは、北の農産物表示制度です。より農薬を減らし、土壌診断を行い、その土地にあった適切な肥料を使うのがイエスクリーン農家です。僕らが訪問した農家は3軒ともイエスクリーンの認定農家で、色々な話を聞かせていただきました。余市町はりんごで有名な町ですが、昔に比べ生産数が減ってきているとのことです。昭和40年くらいまではりんごで儲かっていたらしいのですが、そのあとの台風の被害などで衰退していったそうです。それでも現在は、りんごの種類を増やすなどしてりんごの活性化に努めているとのことです。余市町の土地は平らではないため果実作りに適しているそうで、りんごの他にもさくらんぼ、ぶどう、プルーン等も栽培しています。さくらんぼは食べる人が多いため、収穫できればお金になるそうですが、果実は収入が多いときもあるが、支出も大きいそうです。問題点としては遊休農地が増えてきているため、そこから害虫が増え、他の果実に影響を及ぼすということです。
やはりりんごの生産性は減ってきていますが、ある程度は作っていかなければいけないそうです。農業生産性として、ぶどう、りんご、桜桃、なし、プルーンなどが主として栽培され、道内最大級の果樹産地を形成しているそうですが、やはり労働力不足や果実価格の低迷により、りんご栽培をはじめとして大きな経営転換を余儀なくされています。そのため耕地面積の減少がみられ、今後は果実の産地として消費者ニーズの高い高品質作物の安定生産や、省力栽培、価格の安定した果樹などの導入を促進するなど、果実産地としての活性化を図ることが地域の最大の課題となっているそうです。余市は産業を生かした新しい技術開発が求められていると思います。やはり、海や山の幸が豊富ですから、それらに付加価値を付けて財を蓄えることも必要だと思いました。


地域研修~余市~
地域経済学科2年生(石狩南高校出身)

私たち奥田ゼミは今回の地域研修を余市町で行いました。ゼミメンバーを水産加工業・農業・商業の3つのグループに分け、それぞれが水産加工場、農園、商店街の現状の調査、また観光地で有名なニッカウヰスキーやよいち水産博物館、旧下ヨイチ運上家、旧余市福原漁場を訪れ、余市町が以前、ニシン漁が盛んであった歴史などを知ることができました。
私が調査した商店街は道路の拡幅、アーケードの取り外し、改装で比較的新しい店舗が多い大川町商店街でした。調査項目としては“年商の動向、商店街の変遷、今後商店街をどうしたらよいのか”などがありましたが、これに対する商店の答えは似たようなものでした。
商店街は以前と比べ人通りや店舗数が減り、商売がしづらくなったそうです。また大型店舗・コンビニエンスストアの進出により、さらに商店街を利用する人が減ったそうです。その他にも高齢化や後継者がいないことも大きな問題の1つです。
これらの問題を商店街の方々と共に解決しようとしているのが余市町商工会議所です。しかし、商店街からは“事務的なものだけではなく個人にも指導するような商店との密着感がもっと欲しい”などの意見も聞かれました。商店街を活性化させるには様々な工夫が必要だと思います。そのためには商店街の方々と余市町商工会議所の連結を強くし、意見の交換をすることが大切であると感じました。
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