2005年度地域研修報告書
地域研修報告会
1.浅妻裕ゼミ
「環境保全型の観光地づくりに向けて」
2.池田均ゼミ
「地域活性化への模索」
3.伊藤淑子ゼミ
「まちという名の家族-栗山町を訪れて」
4.伊藤淑子ゼミ
「ニセコ町のまちづくりに学ぶ」
5.太田原高昭ゼミ
「地域でがんばる人々を訪ねて」
6.奥田仁ゼミ
「地域の歴史と産業を訪ねて」
7.小田清ゼミ
「地域産業の発展と新しい地域活性化への動き」
8.川村雅則ゼミ
「旧産炭地・夕張で地域経済を思い足元の札幌で女性労働を考える」
9.北倉公彦ゼミ
「グリーンツーリズムを学ぶ」
10.1竹田正直ゼミ
「石狩市地域研修の成果」
11.西村宣彦ゼミ
「十勝地方のナチュラル・チーズ産業の調査」
12.古林英一ゼミ
「サケ定置漁業の体験実習」
13.水野邦彦ゼミ
「韓国社会を知る実地研修」
14.水野谷武志ゼミ
「登別観光の実態調査」
15.山田誠治ゼミ
「人と人のつながりを拡げる中で函館駅前の活性化を」
16.山田誠治ゼミ
「伝統と未来の融合を追い求める街-金沢と富山」
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北海学園 経済学部
16.山田誠治ゼミII
伝統と未来の融合を追い求める街-金沢と富山
 研修地:金沢市・富山市
 参加学生11名
 研修期間:05年9月27日~29日
 地城経済学科教授:山田誠治

北海道と本州の街との大きな違いの一つは、その歴史の長さです。金沢は、その歴史と伝統を基礎に新しさを求める街づくりを展開し、富山の路面電車を生かした街づくりも、ある意味古くからある交通手段を「再生」させる試みです。私たちが訪ねたこの二つの異質な街との出会いは、ゼミ生すべてが道内出身者ということもあり、貴置な経験だったと思います.…そして、みんなで食べた金沢の創作料理も、旨かった…。


こだわりの路面電車で街づくり

私たちは、金沢市とともに富山市を訪問しました。札幌でも存続が議論されている路面電車を生かした街づくりが、富山市では「富山ライトレール」計画として具体化されていたので、その構想を見るのが目的です。
この計画は、利用者減に悩むJR富山港線を第3セクター方式の路面電車に転換し、駅の増設、沿線の街づくりをきめ細かく展開し、各種のサービス・デザインも取り入れるというもので、様々な面で「こだわり」を追求していたのが注目できます。全低床式車両LRTを導入し、7色の色鮮やかな電車が、北陸新幹線開通時に高架化される富山駅の下を走り抜け、乗り継ぎも簡便化し、現在運行中の富山地方鉄道に接続させ、富山市南北の広い範囲で、使いやすく親しみのある電車が街中を走る、という計画です。
鉄道好きな私にとっては心躍るような話でした。新幹線開通による多くの観光客の来訪を前提としているなど、計画どおりいくのか不安も感じましたが、富山港線路面電車化推進室の笹岡さんは、色鮮やかな資料を用いて、分かりやすく計画を説明してくれ、私たちの質問にも丁寧に答えていただき、大変充実した時問となりました。私は、開業後もまた必ず富山市を訪ねよう、と思っています。(地域経済学科4年生)


21世紀のコンパクトシティー-金沢

今回山田ゼミが訪ねた金沢市は、小京都と呼ばれているように、日本の伝統的な景観がそのままの形で残されている街です。現在でも地域住民が普通に生活している「長町武家屋敷」、時代劇によく見る光景の「ひがし茶屋街」、かつては加賀藩の本城としてそびえ立った「金沢城」、日本三名園の一つ「兼六園」、そのすべてが徒歩で歩ける範囲内に立地しています。そして、その伝統的な街並みを一歩はずれると、私たちを現代に引き戻す商店街やデパートなどの商業地域に抜け、街々の区分をはっきりさせながら、「保全と開発の調和」がとれているコンパクトシティー、これが私の見た「世界都市金沢」です。歴史・伝統・文化を生かし、独自に様々な条例を制定しながら、地域の特徴を生かした街づくりの模範というべき都市でしょう。そんな街を直接見て触れることにより、文献やインターネットでは得られないものを感じることができました。
生まれてから今までずっと札幌に暮らしてきた私にとって、観光目的以外で他の地域を訪ねる経験は、新しい発見であるとともに、自分が住んでいる地域を客観的に見直すよい機会となりました。地域について学習することとは、視野が広がることなのだ、ということを実感できた研修でした。(地聡済学科4年生)
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