2005年度地域研修報告書
地域研修報告会
1.浅妻裕ゼミ
「環境保全型の観光地づくりに向けて」
2.池田均ゼミ
「地域活性化への模索」
3.伊藤淑子ゼミ
「まちという名の家族-栗山町を訪れて」
4.伊藤淑子ゼミ
「ニセコ町のまちづくりに学ぶ」
5.太田原高昭ゼミ
「地域でがんばる人々を訪ねて」
6.奥田仁ゼミ
「地域の歴史と産業を訪ねて」
7.小田清ゼミ
「地域産業の発展と新しい地域活性化への動き」
8.川村雅則ゼミ
「旧産炭地・夕張で地域経済を思い足元の札幌で女性労働を考える」
9.北倉公彦ゼミ
「グリーンツーリズムを学ぶ」
10.1竹田正直ゼミ
「石狩市地域研修の成果」
11.西村宣彦ゼミ
「十勝地方のナチュラル・チーズ産業の調査」
12.古林英一ゼミ
「サケ定置漁業の体験実習」
13.水野邦彦ゼミ
「韓国社会を知る実地研修」
14.水野谷武志ゼミ
「登別観光の実態調査」
15.山田誠治ゼミ
「人と人のつながりを拡げる中で函館駅前の活性化を」
16.山田誠治ゼミ
「伝統と未来の融合を追い求める街-金沢と富山」
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北海学園 経済学部
13.水野邦彦ゼミ
韓国社会を知る実地研修
 研修地:韓国
 参加学生18名
 研修期間:05年8月31日~9月7日
 地域経済学科教授:水野邦彦

韓国社会の形成過程と現代韓国人のなまの姿を知るために、研修では韓国の史蹟、とりわけ日本による侵略の痕跡を肪ね、あわせて烏山大学の学生たちと交流をはかった。事前に学んでいた歴史的事柄を学生みずから現地でまのあたりにし、衝撃を受けるとともに、〈知る〉ことの重みを痛感したようである。また学生たちは烏山大学生の家庭に3晩ほど泊めてもらったほか、この学生たちとほぼ1週間の行動をともにし、身をもって韓国的社会感覚を経験した。


大好きになった韓国

研修では日本による侵略の跡をいくつかたどりました。まず、朝鮮独立運動の先頭に立ってわずか16歳で獄死した柳寛順(ユ・ガンスン)の生家とお墓を見学しました。お墓に行くためにきつい山を登ったのですが、彼女のお墓の前で私もひとりの日本人として謝ることができてほんとうによかったと思っています。この研修がなければ一生果たせなかったと思います。つぎの独立記念館は、じつは入館するまではあまり興味がわかなかったのですが、いざ入ってみると展示物に見入ってしまって、みんなに置いてゆかれるほどでした。ここには朝鮮独立運動にたいして日本がおこなった弾圧や拷問などが鮮明に展示されていました。同行した韓国の学生に私は、あなたたちは日本人が嫌いにならないかと聞いてみました,すると、心苦しいけれどあなたたち日本人も昔の日本人がしたことを考えると心が痛むのだから同じことなんだ、という答えが返ってきました。この言葉を私は忘れません。
私がこの研修で得たいちばん大きなことは、韓国が大好きになったことです。それは、見学にくわえて同世代の韓国の学生と交流し、その学生たちがほんとうにやさしかったからです。韓国は私たちが学ぼうとすれば受け入れてくれる国だと思います。いちばん大切なのは、相手の国を知ろうとすることです。(地域経済学科2年生)


温かく迎えてくれた韓国の家庭

異国でのホームステイは不安でしたが、私たちを迎えてくれたお母さんの笑顔は、不安を安心に変えてくれるほど印象的で忘れられないものでした。私は韓国の家庭料理をいちばん楽しみにしていたのですが、その期待は裏切られることなく充実していました。韓国人が客人にとても温かくふるまうという話は聞いていましたが、祝い事のためのワカメスープまでごちそうしてくれ、予想以上のもてなしを受けました。
韓国人はとても面倒見がよいのですが、日本人と感覚の違いを感じることもありました。日本人は個々人の時間を大切にしますが、韓国人は集団の時間をより大切にするようです。私たちが、ひとりで行動しようとしたり、日本人学生のあいだで何か計画すると、それを知った韓国の学生は、一緒に行ってあげたい、なぜ誘ってくれないの、と思ったそうです。
今回の研修は、たんなる見学でなく、韓国の学生との交流も目的としていました。じつは私はうまくコミュニケーションできるかどうか不安でしたが、そんな不安はお荷物なだけで、じっさいに接するなかで、なにかの共感が得られたときの喜びは、かけがえのない経験でした。異国の人とコミュニケーションする楽しさを体験できました。(地域経済学科3年生)
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