2005年度地域研修報告書
地域研修報告会
1.浅妻裕ゼミ
「環境保全型の観光地づくりに向けて」
2.池田均ゼミ
「地域活性化への模索」
3.伊藤淑子ゼミ
「まちという名の家族-栗山町を訪れて」
4.伊藤淑子ゼミ
「ニセコ町のまちづくりに学ぶ」
5.太田原高昭ゼミ
「地域でがんばる人々を訪ねて」
6.奥田仁ゼミ
「地域の歴史と産業を訪ねて」
7.小田清ゼミ
「地域産業の発展と新しい地域活性化への動き」
8.川村雅則ゼミ
「旧産炭地・夕張で地域経済を思い足元の札幌で女性労働を考える」
9.北倉公彦ゼミ
「グリーンツーリズムを学ぶ」
10.1竹田正直ゼミ
「石狩市地域研修の成果」
11.西村宣彦ゼミ
「十勝地方のナチュラル・チーズ産業の調査」
12.古林英一ゼミ
「サケ定置漁業の体験実習」
13.水野邦彦ゼミ
「韓国社会を知る実地研修」
14.水野谷武志ゼミ
「登別観光の実態調査」
15.山田誠治ゼミ
「人と人のつながりを拡げる中で函館駅前の活性化を」
16.山田誠治ゼミ
「伝統と未来の融合を追い求める街-金沢と富山」
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北海学園 経済学部
2.池田均ゼミ
地域活性化への模索
 研修地:室蘭市、登別市
 参加学生26名
 研修期間:05年8月29日~30日
 地域経済学科教授:池田均

ゼミ学習の延長線上に「現実の地域問題を具体的地域で学ぶ」ことを課題としている本ゼミでは、今年、室蘭市と登別市で地域研修を行なった。隣合せの両市がモノづくりと観光に特化し、それぞれ異なった産業構造と就業構造を形成してきた。それ故、今日、両地域はそれぞれに異なった地域問題の解決に迫られている。両地域がこれまでの歴史から何を学び、今後を展望しているのか。両地域での「講演」と「地域見学」によって学んだものと思う。


モノカルチャー的産業構造からの脱却による地域活性化

地域研修(I)は、工業の町室蘭市と温泉の町登別市で行いました。工業の町として広く知られる室蘭市ですが、現状では人口減少が著しく、主たる産業の衰退と共に人口減少が続いているのです。こうした状況下で室蘭市では、「ものづくりの町の推進」と「環境産業の町の推進」という二つの政策を掲げています。近年まではモノカルチャー産業化していた室蘭市ですが、他の産業とも関連させながらの発展を目指しています。
登別市は、全国的に有名な温泉地を有し、観光産業を中心とした「まちづくり」を行ってきましたが、近年は観光客の減少もあり、海外からの観光客の誘致や他の観光地との連携による地域活性化を目指すと共に、高齢化社会に対応した温泉療養による地域発展を模索しています。
この二つの地域に共通している点は、主産業は依然として変わらず、長引く不況過程で人口減少や所得減少といった問題を抱えていることです。今後は既存の主産業にだけ頼ることなく、地域内産業の多様化、または主産業を活かしつつ他産業との関連を図った地域づくりが必要と考えられます。(地域経済学科3年生)


資源循環型社会をめざす室蘭市

私たち池田ゼミナール(II)は、地域研修として室蘭・登別を訪れ、そこで普展は入ることのできない場所を見学し、室蘭に関するお話を聞かせていただきました。
新日本製鉄株式会社の製鉄所を見学した際に、製鉄業とはまったく関係のないように思われるリサイクル業が行われているのを見て、私達は、室蘭がいち早く環境保全に取り組んでいるということを知ったのです。新日本製鉄は、鉄鋼生産設備であるコークス炉を利用したコークス炉化学原料化法により、石炭の代わりにこれまでリサイクルできずにゴミとして焼却されてきた家庭用廃プラスチックを、製鉄原料であるコークス、プラスチック製品の原料となる油および発電用の水素系クリーンエネルギーとして利用していました。つまり、いらなくなったプラスチックをただ単に生まれ変わらせるだけではなく、そのリサイクルの過程で発生したすべてのものを再資源化していたのです。
私は見学を終えたとき、環境に良くないと思われがちなものも、努力によって環境に良いものへと改善されるのだと実感しました。室蘭市には、今後もさらに色々な面で環境保全活動を推進していってほしいと思います。(地域経済学科3年生)
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