学部案内

学部長からのご挨拶

新たな時代の道筋をつける担い手となることを期待します

北海学園大学経済学部は、1950年に創設された北海短期大学経済科を母体としています。1952年に4年制の経済学部として北海道内の大学の中では最も早く設立されました。翌1953年には2部経済学科を開設し、昼間に社会人として働きながら向学心に燃える人々にも教育の機会を提供してきました。以来60余年の歴史を重ねてきた経済学部からは、社会の様々な分野で活躍する数多くの卒業生を送り出しています。

この間、単学科としてスタートした経済学部は、1966年には経営学科を増設して2学科体制を構築、1970年には高度な専門知識を有した人材育成の要請もあって大学院経済学研究科修士課程を、1995年には博士(後期)課程を設置し、大学の社会的使命を果たすとともに学術研究の発展にも貢献しています。2003年には経営学科の独立・学部増設にともない、新たに地域経済学科を新設し、現在は経済学科・地域経済学科の2学科体制となっています。

経済学部は、グローバル化する経済環境の中で、経済や社会の現状を的確に認識し、変化に対応できる広い知識や高度な力量、深い洞察力を有する人材を育てることを目指しています。現行カリキュラムは2012年からスタートしたもので、建学の精神を踏まえつつ、学部の教育目標を達成するために、度重なる議論を経て作られました。

経済学は、人間社会の基礎となる財・サービスの生産・交換・分配・消費に至る全ての行為や過程、並びにそこで形成される人と人との社会的関係の総体を対象としています。その中に貫徹する諸法則を明らかにするための学問でもあります。

産業革命を契機として誕生した資本主義は、過去のどの経済システムとも比較にならないほどの生産力をもたらしました。私たちが暮らす現代資本主義社会においては、インターネットの普及に見られるように、情報技術革命によって想像を超えた変化をもたらしています。

しかし、資本主義は物質的な「豊かさ」をもたらしますが、生活の豊かさを保障する仕組みになっているとは限りません。資本主義経済は、深刻な経済不況を周期的に引き起こし、社会の富を偏在させています。さらに日本にあっては、少子化や人口減少、原発事故の後処理といった現実問題にも直面しています。これらもまた、経済学と深く関わっている問題です。

皆さんには、こうした諸問題に向き合い、人類がこれまで経験したことのない領域に対しても果敢に挑み、新たな時代の道筋をつける担い手となることを期待します。そして、次世代に向けて、人々の暮らしをより良い、より安心したものにするとともに、持続可能な社会を継承してゆく担い手となることを願っています。 経済学部は、皆さんが建学の精神の担い手として社会に巣立つ日まで、教職員一同、出来うる限りのサポートを約束いたします。

経済学部長 佐藤 信