学科紹介

経済学科

経済学科で何を学ぶのか

目にみえない社会構造を知る
わたしたちの身の回りにはさまざまな経済現象や経済問題があります。「なぜ日本の財政が危機的な状況にあるといわれるのか」「雇用環境を良くするためにはどうすればよいのだろうか」「豊かな国と貧しい国があるのはなぜなのだろうか」…。これらの現実をどう読み解 けばよいのでしょうか?また、さまざまな経済問題をどう解決していけばよいのでしょうか?

ここで、社会の構造を把握できる「経済学」が大きな力を発揮するのです。経済学は、日常生活に必要なモノやサービスが生産、配分されるしくみを解明する学問です。いわば、経済という人間生活の一側面を通じて、わたしたちをとりかこむ目にみえない社会の構造を把握できるようにする社会科学の一つなのです。医学が人体のしくみを解明して人間の病気を治療するように、経済学は経済という社会の土台を解明して社会の病根を取り除こうとします。社会の基礎構造を把握してこそ現実の社会問題の真相があきらかになり、その解決策も探りあてられるのです。

専門教育・カリキュラムの特色

経済学・社会科学の基礎から深い専門知識へ
入学後、1年次のうちは学科に所属せず一般教育科目、「経済学部基礎」「統計・情報」「理論」の科目群を中心に、経済学や社会科学の基礎を学びます。また、1年生全員を対象に開かれる少人数の基礎ゼミナールで、大学生としての学びの態度や技術・方法を身につけます。それらを通じて、これから自分自身が深めていきたいテーマをみつけてください。 2年次になって経済学科へ進んだみなさんは、4つのコースの中から自分自身の問題関心やテーマに合ったコースをひとつ選び、深い専門知識を養っていきます。

①財政・金融コース

国や自治体は財政・金融政策を通じて、経済の安定化や成長、格差や貧困の解消、様々な社会的基盤の整備に取り組んでいます。また現代経済では金融資本の果たす役割が非常に大きくなっており、世界経済に大きな影響を与えています。このコースでは経済メカニズムの理解の上に、政府などの各経済主体による財政や金融の仕組みとその役割について重点的に学びます。更に財政や金融的手法を用いた経済的課題解決への理解を深めます。

②経済・産業と政策コース

日本経済のこれまでの歩みからは、経済と産業が互いに影響を与え、その構造や特質を形成されていったことが分かります。同時に、政府は財政・金融的手法も含めた様々な方法で、多分野に渡る企業・産業に対する規制や支援を行い、そのあり方を大きく左右してきました。このコースでは多様な産業・企業、わたしたちの暮らしそのものについて、またそれらに関連して政府が行う幅広い政策について学びます。

③くらしと労働コース

現代の日本では、格差の拡大や少子化・超高齢社会の到来によって暮らしや労働に関する様々な課題が山積しています。このコースでは、少子高齢化、家族の多様化、人口減少、非正規雇用の増大などといった社会・経済環境の変化の中で、人々が互いに支え合いながら生活を保障し生き生きと暮らすための仕組みをどのように作り上げていくかを考えます。

④国際経済コース

わたしたちの経済活動は、一国の枠を超えて世界大に広がっています。それは、わたしたちの生活を豊かにする一方で、さまざまな軋轢も生み出しています。このコースでは、世界経済の仕組みや実態、各国経済の違いを学びながら、世界経済と日本経済のかかわりや望ましい世界経済秩序のあり方などについて考えます。 これらのコースでの学びや、専門ゼミでの主体的な研究を通じて、経済に関する深い知識と教養を身につけることを目指しています。なお「歴史」「国際」に関する科目群には、全ての経済学部生が学ぶべき要素があり、それらの履修を促すカリキュラムを組んでいます。

卒業後の進路

経済界、公務員、教員など60年にわたって道内各界へ
経済学部は60年以上にわたって有為の人材を輩出してきました。経済学科出身者は北海道内の経済界はもちろん、北海道庁や各市町村の職員として活躍しており、卒業生の層の厚さはよく知られています。また、教員免許を取得して中学校や高等学校の教諭になった卒業生も数多くいますし、大学院に進んで今では大学の教壇に立っている卒業生もいます。 経済学科の学生が受験する資格試験として、公認会計士試験、税理士試験、不動産鑑定士試験、弁理士試験、社会保険労務士試験、行政書士試験、旅行業務取扱管理者試験、宅地建物取引士試験などがあげられますが、過去には司法試験合格者も出ています。

TOPICS

インターンシップや地域研修で社会経験、海外研修で異文化経験
経済学の専門科目のほかに、本学の全学生を対象に開講される一般教育科目があり、6種の外国語や体育実技などの基盤科目と、人文科学、社会科学、自然科学、北海道学、体験型科目、キャリア形成科目の6分野からなる教養科目を受講できます。
また、学生が現実の社会を経験できるインターンシップや、地域の現場で課題を探る「地域研修」「地域協働フィールドワーク」などが開講されています。これらの科目では、地方自治体や民間企業の協力を得て現地研修や就業体験を行い、卒業単位として認定されます。さらに、中国・ロシア・韓国・カナダにある協定大学での海外研修が用意されています。学生時代の海外経験は、その後の人生にとってかけがえのない意味をもつでしょう。

経済学科生が取得できる資格

教育職員免許
中学校教諭1種/社会
高等学校教諭1種/地理歴史・公民・商業
司書
司書教諭
社会教育主事
学芸員

経済学科生が受験する主な資格試験

公認会計士試験、税理士試験、不動産鑑定士試験、弁理士試験、社会保険労務士試験、行政書士試験、旅行業務取扱主任者試験、宅地建物取引主任者試験、情報処理技術者試験 など