学科紹介

地域経済学科

地域経済学科で何を学ぶのか

自立的な地域づくりを展望する
地域を肌で感じ、その可能性を探る――これが地域経済学科の原点です。国境を越えてネットワーク化やグローバル化が進む昨今、自分たちの足もとの地域経済と地域社会の現状・課題を総合的に探究し、自立的な地域づくりを展望・実践しようとするのが地域経済学科です。
地域社会は、人々が安心・快適に、そして生きがいをもって暮らしていくための大切な基盤です。いま日本の地域社会は大きな岐路に立っています。人口減少や高齢化の進行による社会的共同生活の維持の困難、緊縮財政による公共サービスの低下、産業の空洞化や都市一極集中による地域経済の疲弊、農林水産業といった地域の基幹産業の縮小や担い手不足など、解決すべき多くの問題に直面しています。わたしたちが暮らす北海道もまた例外ではありません。
地域経済学科では、地域の経済・社会が直面する課題とその魅力にじかに触れながら、その解決・改善方策を考え抜きます。そうした知的営為を、経済学の理論の学習・検証と平行して行うことを通じて、地域経済・社会の未来像を構想し、実践する力を身につけます。

専門教育・カリキュラムの特色

経済学・社会科学の基礎から深い専門知識へ、地域の中へ
入学後、1年次のうちは学科に所属せず、一般教育科目、「経済学部基礎」「統計・情報」「理論」の科目群を中心に、経済学や社会科学の基礎を学びます。また、1年生全員を対象に開かれる少人数の基礎ゼミナールで、大学生としての学びの態度や技術・方法を身につけます。それらを通じて、これから自分自身が深めていきたいテーマをみつけてください。 2年次になって地域経済学科へ進んだみなさんは、4つのコースの中から、自分自身の問題関心やテーマに合ったコースをひとつ選び、深い専門知識を養っていきます。

①地域経済・産業コース
地域には、歴史的背景や地理的特性に規定された独特の産業構造があり、わたしたちが暮らす北海道も例外ではありません。本コースでは地域経済の理論と現実をふまえながら、北海道経済を支える産業基盤、日本経済に占める北海道経済の位置、北海道経済の現状・課題と発展可能性を深く掘り下げて探究します。

②地域づくりコース
住民の幸福度や生活の質の高い地域社会を創出するには、行政、住民組織、民間企業、NPOなどの多様な主体が、持ち味を発揮しながら、連携・協力することが必須です。本コースでは地域の構造問題にメスを入れながら、安心・安全で活力溢れる地域社会を実現する方策・担い手づくりを探究します。

③アジア共生コース
いまアジア経済は大きく成長しており、北海道経済の発展にとっても、アジア地域との経済交流は重要な意味をもっています。本コースでは中国、韓国、ロシア、タイなどの社会と経済を学びながら、アジア地域との交流を通じた北海道経済の発展可能性と、共生の道を探究します。

④自然資源と地域コース
豊かな自然資源に恵まれた北海道は、農林水産業をはじめとした一次産業が盛んであり、近年は自然エネルギーの活用が広がっています。本コースでは経済・社会の基盤となる自然資源に着目し、その持続可能な利用を通じた地域の発展方策を探究します。 これらのコースでの学びや、専門ゼミでの能動的な研究を通じて、経済に関する深い知識と実践力を身につけることを目指しています。なお「歴史」「国際」に関する科目群には、全ての経済学部生が学ぶべき要素があり、それらの履修を促すカリキュラムを組んでいます。

卒業後の進路

長年の実績と学科への期待まちづくりの主導者たれ
地域経済学科は2003年に発足し、60年以上にわたって有為の人材を輩出してきた本学経済学部の一学科であることから、卒業後は伝統ある経済学科とほぼ同様の進路が考えられます。
したがって北海道内の経済界、北海道庁や各市町村の職員、中学校や高等学校の教諭などの道がありますが、とりわけ地域経済学科の卒業生には各地域のまちづくりや地域おこしを主導する活躍が期待されるところです。そういう気概にとんだ若者を地域経済学科は歓迎します。また、大学院に進んで地域経済研究をさらに深めることもできます。 地域経済学科の学生が受験する資格試験として、公認会計士試験、税理士試験、不動産鑑定士試験、行政書士試験、などがあげられます。

TOPICS

インターンシップや地域研修で現場体験、海外研修で異文化経験
経済学の専門科目のほかに、本学の全学生を対象に開講される一般教育科目があり、6種の外国語や体育実技などの基盤科目と、人文科学、社会科学、自然科学、北海道学、体験型科目、キャリア形成科目の6分野からなる教養科目を受講できます。
また、学生が現実の社会を経験できるインターンシップや、地域の現場で課題を探る「地域研修」「地域協働フィールドワーク」などが開講されています。これらの科目では、地方自治体や民間企業の協力を得て現地研修や就業体験を行い、卒業単位として認定されます。さらに、中国・ロシア・韓国・カナダにある協定大学での海外研修が用意されています。学生時代の海外経験は、その後の人生にとってかけがえのない意味をもつでしょう。

地域経済学科生が取得できる資格

教育職員免許
中学校教諭1種/社会 高等学校教諭1種/地理歴史・公民
司書
司書教諭
社会教育主事
学芸員

地域経済学科生が受験する主な資格試験

公認会計士試験、税理士試験、不動産鑑定士試験、弁理士試験、社会保険労務士試験、行政書士試験、旅行業務取扱主任者試験、宅地建物取引主任者試験、情報処理技術者試験 など